特別展「始皇帝と大兵馬俑」が東京国立博物館で開催 - 兵馬俑の軍団を圧巻のスケールで再現
2015年7月29日 19:25
東京国立博物館で特別展「始皇帝と大兵馬俑」が開催される。期間は2015年10月27日(火)から2016年2月21日(日)まで。
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本展では、最新の発掘成果を取り入れながら、始皇帝と秦王朝にまつわる貴重な文物を一堂に集めて紹介。20世紀の考古学で最大の発見ともいわれる兵馬俑の中でも選りすぐりのものを揃え、圧巻の造形美を示すとともに、始皇帝が築き上げた「永遠なる世界」の実像に迫る。
展覧会の見どころは大きく3つ。まず、一つ目に青銅器や金銀器、土器の展示。小国だった秦が天下統一に向かって成長していく過程、秦とライバル国、「西戎」「匈奴」、さらには西周王朝とのかかわりを辿る。
そして、二つ目に、始皇帝の陵園と宮殿を感じることのできる、巨大な建材や壁画、水道管などの発掘品の展示だ。兵馬俑だけでは読み取ることができない、壮大なスケールを感じると同時に、その作品を通して始皇帝の夢を紐解いていく。
そして一番の見どころは、「将軍俑」や「騎兵俑」などの秦軍の陣容に迫る作品に加え、「馬丁俑」や「雑技俑」などのバラエティー豊かな兵馬俑たち。展示会場に再現された「兵馬俑坑」では、「軍団」としての兵馬俑の迫力を感じられる。
臨場感あふれる圧倒的迫力は、今回の展覧会でしか味わえない。秦が巨大帝国になるまでの500年以上にわたる波乱に満ちたダイナミックな歴史ドラマの展開を体感してみては。
■巡回予定地
九州国立博物館 2016年3月15日(火)~6月12日(日)
国立国際美術館 2016年7月5日(火)~10月2日(日)
【問い合わせ先】
東京都国立博物館
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)