中国、水力発電で発電した大量の電力を無駄に捨てる

2015年7月29日 17:06

あるAnonymous Coward 曰く、 中国が大規模なダム開発をしていることはよく知られているが、不十分な計画と送電インフラにおける脆弱性の結果、水力発電で発電された電力のうち「イギリスとドイツの1年分に相当する電力」がが無駄になっているという(ロイター)。

 同国の水力発電容量は昨年300GWにまで増加したものの、効率性や送電手段の確保よりも発電容量を重視する姿勢が供給過剰につながっており、発電された電力は文字通り水に流されているという。

 「失われた電力」は水力発電だけでなく風力発電でも問題となっているそうで、そのため中国政府は無駄が20%を超えている地域で新たな風力発電所の建設を禁止するガイドラインを発表したとのことだ。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | 電力 | 中国

 関連ストーリー: 中国の沿海部での原子力発電所4基を着工へ、2017年には運転開始予定 2014年10月16日 関西電力、河川維持流量を利用した小水力発電所を新設 2012年02月18日 米国のエネルギー生産量、再生可能エネルギーが原子力エネルギーを抜く 2011年07月09日

関連記事

最新記事