カルティエが選ぶ7つの宝石、起源から知る石の魅力 - 新ジュエリー「アミュレット ドゥ カルティエ」
2015年7月28日 22:10
[ この記事の画像を見る ]
カルティエ(Cartier)は、宝石が持つ力にフォーカスを当てた、ジュエリーコレクション「アミュレット ドゥ カルティエ」の新作を発表。現在、カルティエ ブティックにて展開中だ。
人類の想いが結晶となり生まれたといわれる宝石。創業当時より石選びを重要視し、原産地にもこだわりを持っているメゾンは、「アミュレット ドゥ カルティエ」のために、7つの石をセレクト。各々の石から、ブレスレット・ネックレス・リングがラインナップする。
<石言葉や起源にさかのぼり、7つの宝石を紹介>
■ピンクオパール
石言葉:創造・活力・純粋無垢、10月の誕生石
サンスクリット語の「宝石」を意味する「ウパラ」が語源だといわれるオパールは、古代から多くの人を魅了してきた貴石。角度を変える度に、色彩が変化する遊色効果が、繊細な表情を引き出し、観るものを魅了していく。
■マザーオブパール
石言葉:健康・富・長寿・純潔・円満
マザーオブパールとは、真珠を生み出すことが出来る貝のこと。自然の産物であり、全く同じものが出来るということは決してない。母貝のような包容力や母性、寛容さを併せ持ち、女性を強く守ってくれる石であることから、妊娠や出産のお守りとして持つ人も多い。
■ラピスラズリ
石言葉:健康・愛・永遠の誓い、12月の誕生石
最も古くから人類に愛されてきた宝石の一つで、ツタンカーメンのマスクやレオナルド・ダ・ヴィンチの≪最後の晩餐≫にも使用されている。和名を瑠璃と呼び、自然界にある色の中でも一際鮮やかで深く、宇宙をも想起させる美しさを持つ。
■カーネリアン
石言葉:勇気・友情・喜び・精神バランス、7月の誕生石
カーネリアンという名前は、ラテン語で「肉」を意味する「carnis」に由来するという説や、さくらんぼの果実や新鮮という意味の言葉から名づけられたなど、諸説が存在する。宝飾用の宝石として使われるものはもちろん、工芸品や彫刻の材料、印鑑や印章など幅広く利用されている。
■マラカイト
石言葉:再会・繁栄・恋の成就・危険な愛情
原石は、まるでキノコのような形で、鮮やかな色合いや模様から孔雀石という和名も持つ。その歴史はとても古く、紀元前4000年頃のエジプトなどでは、彫刻や宝飾品としても利用され、粉状にして顔料にしたり、壁や柱などに塗る塗料としても使用されていたといわれる。クレオパトラもその魅力に心を奪われた一人。アイシャドーなどとして使用していたそうだ。
■クリソブレーズ
石言葉:休息・心の平和・新たな始まり・信頼・安心
別名オーストラリア翡翠とも呼ばれる、クリソブレーズはマスカットのような半透明なグリーンカラー。古代ローマ時代からカメオなどの装飾品として使用され、また治療薬としても珍重されていたという記録も残る。古代からその美しさゆえに人気があったが、数が少なく、幻の石とも呼ばれていたそう。
■オニキス
石言葉:意志の強さ・冷静さ・完璧さ・集中力
古代インドやペルシャなどでは、悪霊から身を守る石とされ、身に周りで悪い事や災難など続いたときに、この石を持つと良いと言われていた。また、眠っていた本能を目覚めさせ、持つ人のさまざまな潜在能力や運動能力を開花させてくれる石としても有名。
カルティエは、7月上旬に、特別イベント「Studio Amulette」を開催。「アミュレット ドゥ カルティエ」の7つの石のそれぞれのパワーや世界観を体感できるコンテンツが展開された。会場エントランスに飾られたフラワーカーテンは、まるでジュエリーのように華やかで、メゾンのエレガントな世界観が表現されていた。