新国立競技場、来年1月に発注―菅官房長官
2015年7月28日 19:36
菅義偉官房長官は27日夕の記者会見で、新国立競技場の建設に向けた大まかな予定だとして「事業者選定までに約半年の予定で、新しい整備計画を秋口に策定し、設計から工事完成までは50カ月強、2020年春までに完成させる」とし、「来年1月頃には業者を選定し、発注したい」とした。
菅官房長官は「この(当初計画の白紙撤回、ゼロベースでの見直しとなった)問題は、国民的関心も極めて大きい。文部科学省で検証することになっている。国際的信用にもかかわることなので、政府一丸となって、まず整備計画に全力であたっていく」と語った。
民主党の枝野幸男幹事長は新国立競技場について「国民の負担を最小化しつつオリンピックに間に合わせること」が総理らのまず果たすべき責任としたうえで、安倍総理が当初の建設計画を白紙撤回すると発表した際、「1カ月前から検討してきた」と説明したことに関して「安倍総理直属で行ってきたものであり、その検討の中身や経緯によってはダイレクトに安倍総理の責任問題ということもあり得るが、まず、この間の事実関係についてしっかりと情報公開をしてもらいたい」と白紙撤回に至る経緯について、情報を公開するよう求めた。(編集担当:森高龍二)