アデランス、ラオスに約6億円投資し自社一貫工場を新設
2015年7月27日 19:04
アデランスは27日、ラオス南部のサワンナケート県サワン・セノ経済特区(SEZ)に位置する「サワンナケート工場」内に、自社一貫生産工場を新設し、同日に稼働開始したと発表した。投資額は約6億円で、ラオスでは同社初の自社工場となる。
同社は、2012年にラオスでの委託生産を開始した。最初の委託工場であるラオス「ヴィエンチャン工場」は、オーダーメイド製品の毛植え工程専用工場として現在も稼働している。14年5月にはラオス現地法人としてアデランス・ラオス社を立ち上げ自社工場での生産準備を開始。14年9月にラオス「サワンナケート工場」で賃貸設備を利用した仮工場を稼働させ、月産800枚程度のオーダーメイド製品の生産を開始した。
今後は生産を順次拡大し、日本向けのみならず、欧州、北米向け製品への生産へと広げていく計画。また、ベースの作製から毛植え、仕上げまでの工程を一貫生産で行う体制を整え、ラオス国内のみで作るラオス・オンリーワンの製品を今後生産していく予定である。