ドイツ映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』ヒトラー暗殺に失敗した平凡な家具職人を描く、感動の実話
2015年7月24日 21:00
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ヒトラー暗殺事件を描いた映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』が、2015年10月、TOHOシネマズ シャンテほか全国の劇場で順次公開される。
1939年11月8日、ミュンヘンのビアホールで恒例の記念演説を行っていた独裁者ヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その直後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発する。ヒトラーが退席して13分後のことだ。
その日のヒトラーの予定を徹底的に調べあげた計画は緻密かつ大胆、そして時限装置付の爆弾は精密かつ確実だった。ゲシュタポ(秘密警察)の推理では単独犯はありえなく、イギリスの諜報員の仕業だと推理されたが、後に単独犯行だという事が判明する。
逮捕されたのは、ゲオルク・エルザー36歳。スパイどころか田舎に住むただの家具職人であった。にわかには信じられない彼の供述を知ったヒトラーは、決行日までの彼の人生を徹底的に調べるよう命じるーーー。
ヒトラー暗殺という衝撃的な題材を繊細かつ力強く描きだしたのは、『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。ライフワークとしてナチスを描くと明言しており、本作でも歴史の知られざる一面を解き明かしていく。
あと13分演説を続けていれば、ヒトラーは殺され、世界は変わった。なぜヒトラーは暗殺を企てた彼を生かし続け、そしてドイツ国家はその真実を封印したのか。“普通の男”の生きざまに魂が震える、感動の実話。
【作品情報】
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
公開時期:2015年10月
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ボリス・アウサラー、オリバー・シュンドラー、フレート・ブライナースドファー
脚本:レオニー=クレア・ブライナースドファー
撮影:ユーディット・カウフマン
音楽:デヴィッド・ホームズ
出演:クリスティアン・フリーデル『白いリボン』、カタリーナ・シュットラー『コーヒーをめぐる冒険』、ブルクハルト・クラウスナー『白いリボン』、ヨハン・フォン・ビュロー
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