中国の離婚率が10年余りで3倍に急上昇、大都市では3割超も

2015年7月24日 08:45


*08:45JST 中国の離婚率が10年余りで3倍に急上昇、大都市では3割超も
中国で離婚率が急上昇している。民生部がこのほど発表した資料によると2014年の全国の離婚件数は363万7000件と、前年比で3.9%増加した。 人口1000人当たりの離婚件数を示す粗離婚率で見ると、02年の0.9から14年の2.7まで、3倍に増えている。政府系メディアが21日付で伝えた。

年齢別で多いのが30-40歳で、全体の約7割超を占める。北京や天津などの大都市では、結婚したカップルの実に3割以上が離婚しているという。

離婚が増えている要因としては、◆時代の変化とともに、離婚をタブーと考える人(特に女性)が少なくなってきた、◆関連法律の整備が進み、離婚による経済的損失が少なくなった、◆忍耐力が弱まり、些細な争いで離婚に走る“わがまま”な人が増えている、◆有名人などの離婚ニュースが普通に報じられている——ことなどが挙げられている。


【亜州IR】《ZN》

関連記事

最新記事