既婚者向けSNSから3700万人超の会員情報が流出

2015年7月23日 19:17

あるAnonymous Coward 曰く、 サイバー攻撃による情報漏洩は昨今では珍しい話題ではないが、今度は「既婚者向けの不倫専門」出会い系サイト「Ashley Madison(アシュレイ・マディソン)」が攻撃を受け、3700万人以上の会員データが流出するという、色々な意味で危険な事件が発生した(ITmediaWirelessWireCNN)。

 Ashley Madisonは「人生一度。不倫をしましょう」という危険なキャッチフレーズを掲げた不倫専門の世界的な出会い系サイト(Wikipedia)で、世界52か国に3776万人、日本には180万人以上の会員がいるとされている。同社は「安全やプライバシーが守られる」とセキュリティの堅固さを売り物にしているが、会員が自分の個人情報を削除するには19ドルの料金が必要、といった酷いシステムを取っていた(ただし攻撃者曰く「データは消されていなかった」)ことから怒りを買ったのではと推測されている。

 流出した会員情報には、氏名やメールアドレスや住所、クレジットカード情報が含まれるという。攻撃を行ったグループでは運営会社に対してサイトの永久閉鎖を要求しており、要求に従わない場合、これらの会員情報を公開するとしている。

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