ホーキング博士、史上最大という地球外知的生命体探査計画を発表
2015年7月23日 19:19
あるAnonymous Coward 曰く、 英理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が20日、「史上最大規模」という地球外の知的生命体探査計画「Breakthrough Listen」を発表した。1億ドル(約124億円)、10年を費やして宇宙を調査していくという(AFP、GeekWire、Slashdot)。
この計画では、米国のグリーンバンク望遠鏡やオーストラリアのパークス望遠鏡、リック天文台といった世界最大規模の望遠鏡を使用し、宇宙のこれまで以上に深い場所で電波やレーザー信号を探していくという。これまでの探査空間の10倍の範囲をカバーし、5倍以上の電波スペクトルを処理、その上で処理速度は100倍高速化されるとのこと。観測データは全て公開される。
博士はこの計画の発表会で、「無限の宇宙には、ほかの生命体が存在しているはずだ」と語った。この計画にはロシアの億万長者ユーリー・ミリネル氏も協力しているそうで、元物理学者でもあるミリネル氏は今回のプロジェクトについて「宇宙の知的生命体探査を完全に新しいレベルに引き上げるものになる」としている。
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