オラクル、自治体のマイナンバー対応を支援するサービスを無償提供

2015年7月22日 13:50

 オラクルは21日、全国の地方自治体を対象にマイナンバー制度の安全管理措置に求められる要件と施策を自治体自身で整理し、データ・セキュリティ対策の具体的な検討と実装することを支援する無償サービス「自治体向けマイナンバー・スタートアップ・テンプレート」を同日から提供開始すると発表した。

 同サービスに含まれるのは、「マイナンバーのガイドラインを順守するための一般的な情報システムにおける方針と施策を整理し、担当者ごとに求められる施策を整理できるようにヒアリングシート」。「特定個人情報のファイルに対する安全管理措置をデータベースで実現させるためのデータ暗号化、アクセス制御、監査を行うための3種類のテンプレート」。「稼働している同社のデータベースのセキュリティ状況を同社のエンジニアが無償で客観的に可視化するセキュリティアセスメントサービス」。「これらのテンプレートを動作させる基盤、検証環境としてのPaaSサービスの提供」のドキュメントとサービスである。

 同サービスは、自治体ですでに導入されている既存のパッケージ・ソフトウェアのセキュリティ対策強化や、稼働中のシステムに対するセキュリティ対策の検討にも利用できるという。今後、自治体向けのマイナンバー対策に関する無償セミナーを東京、名古屋、大阪で順次開催する予定になっている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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