(中国)主要70都市の6月新築住宅相場、値上がり20→27都市に増加

2015年7月20日 09:49


*09:53JST (中国)主要70都市の6月新築住宅相場、値上がり20→27都市に増加
中国の不動産市況が回復傾向を維持している。主要70都市のうち、前月に比べて新築住宅価格(中低所得層向けの「保障性住宅」を含む)が上昇した都市は27都市と、前月の20都市から7都市増加した。一方、下落した都市は33都市で、前月の41都市から8都市減少。横ばいは10都市だった。国家統計局が18日に報告した。

値上がり27都市のうち、深セン市(広東省)が7.1%と全国最大の上昇率を記録。これに上海市の2.0%、広州市(広東省)の1.5%、北京市と杭州市(浙江省)の1.3%が続く。一方、値下がり33都市のうち、西寧市(青海省)が0.5%と最大の下落率を示した。以下、蘭州市(甘粛省)、宜昌市(湖北省)、襄陽市(湖北省)、恵州市(広東省)がともに0.4%下落している。横ばいはフフホト市(内モンゴル自治区)、西安市(陝西省)、長沙市(湖南省)など。

統計局の専門家は6月のデータについて、前月比で価格の上昇した都市が増え、その上昇率も拡大していると指摘。特に「一線都市」と呼ばれる大都市で取引が活発化し、価格の上げも目立つと分析した。前年同月比で見ても、全般に価格の下落率が縮小し、一部都市(深セン、上海)では上昇傾向を示したという。


【亜州IR】《ZN》

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