富士山頂でのWi-Fiサービス、海外メディアの反応は?
2015年7月19日 20:21
富士山頂では昨夏よりWi-Fiサービスを利用できるようになっているが、外国人登山者向けの無料サービスの提供が相次いで開始されたことで海外メディアでも話題になっているようだ(、The Guardianの記事、The Independentの記事、The Washington Postの記事、WSJの記事)。 10日から開始されたのは山梨県と静岡県、NTTドコモによるサービスで、昨年8月に提供を開始したdocomo Wi-Fiの設備を利用する。開山期間中、山頂や五合目など8か所で利用できるという。外国人登山者は各登山口五合目などで配布されるカードに記載されたユーザーIDとパスワードを入力することで、初回ログインから72時間無料でWi-Fiサービスを利用可能になるとのことだ。 先日のストーリーでも紹介されているが、11日にはKDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が富士山山頂と御殿場口新五合目でサービスを開始(PDF)した。Wi2は昨年7月に富士山頂でのWi-Fiサービスを開始しており、全国で利用できる無料Wi-Fiサービスに富士山が追加された形になる。接続方法はアプリを使用するものと、Mt. Fuji Trail Stationで配布されるワンタイムチケットを使用するものの2種類で、Mt. Fuji Trail Stationではアプリ用のプレミアムコードも配布される。なお、朝日新聞英語版でドコモのサービスが紹介されたためか、Wi2のサービスを紹介している海外記事は少ないようだ。 富士山頂でのWi-Fiサービスに対する海外メディアの反応は「変なモノ」扱いが多くみられる。The Guardianの記事では登山が日常生活から抜け出せる機会であるとし、メールチェックやソーシャルメディアのステータス更新は愚か者のすることだと一刀両断。The Independentの記事ではWi-Fiが使用できることで気象の変化や周辺施設を確認でき、緊急連絡に使用できるといったメリットを挙げているが、Wi-Fiが利用できる変わった場所のリストに富士山頂が加わったとしてエベレストや北極、ISSのほか、イスラエルでのロバに取り付けられたWi-Fiスポットなどを紹介している。皆さんはどう思われるだろうか。 スラドのコメントを読む | idleセクション | 通信 | 変なモノ | idle
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