キャリア女性のためのジャージードレス「ケイ ミー」が海外進出 英ロンドンに期間限定店
2015年7月18日 13:51
ジャージー素材のドレスが人気のレディスブランド「ケイ ミー(kay me)」(運営:maojian works/東京、毛見純子社長)は17日、2015秋冬コレクションをイベントを都内で行った。6月の英国法人設立を記念したもので、ロンドンで期間限定ショップを開くのを皮切りに、海外進出に乗り出す。イベントでは、着物柄をモチーフにしたアイテムや、パーティー向けのロングドレスなど、海外市場を意識したアイテムをラインナップした。
「ケイ ミー」は、自らキャリアウーマンとして活躍してきた毛見純子社長が、“キャリア女性によるキャリア女性のためのブランド”をコンセプトに、2011年に立ち上げたアパレルブランド。国内での素材調達と縫製にこだわった上質なストレッチ素材のワンピースは、華やかなオリジナルのプリント柄や、美しいドレープを持ち味としながら、“着ていて楽・自宅で洗える・しわになりにくい”点が働く女性たちの支持を獲得。売り上げは、創業から4年で5倍に成長した。現在、東京・銀座と新宿、オンラインストアの3店舗を構える。
今年6月には、英国法人「ケイ ミー インターナショナル リミテッド」(毛見純子社長)を設立。ロンドン・メイフェア地区に期間限定ショップ(7月22日~8月2日)を開き、その後は、常設店オープンのための準備を進める。「海外1号店を英国に決めたのは、金融経済都市としてキャリア女性たちが数多くいること、花や自然といった柄を愛でる文化的な国民性が、日本人に近いと感じたこと」と毛見社長。このほどスタートした海外向けオンラインストアと併せ、今後は、米NYのほか、シンガポール、香港、台湾といったアジアにも進出する考え。2016年の売り上げ目標は6億円。
「Celebrating the Road to London(ロンドンへの道を祝して)」と題したショーでは、秋冬の新作約70点をランウェイ形式で披露した。花鳥風月や、日本の伝統的な深みのある青色、日本庭園の浜離宮など、着物柄をモダンにアレンジしたプリント柄アイテムを多数発表。海外市場を意識した構成で、日本ブランドしての存在感を強めた。また、パーティーシーンでも着られるロング丈ドレスや、伸縮の効いたライダースジャケットなども発表。「女性たちのオン・オフすべてのシーンに応えるブランドにしていきたい」(毛見社長)という。
要望が多かったというロング丈のドレス。 パーティーに出ることの多い海外の女性たちにも支持を得そうだ。
■「kay me」公式サイト&オンラインストア http://www.kayme.jp/
■「kay me」グローバルサイト&オンラインストア http://kayme.co.uk/