政治から読み解く【経済と日本株】舛添東京都知事:新国立競技場、政府は抜本的見直しをするという

2015年7月17日 11:29


*11:29JST 政治から読み解く【経済と日本株】舛添東京都知事:新国立競技場、政府は抜本的見直しをするという
舛添要一 東京都知事は「新国立競技場、政府は抜本的見直しをするという。6月29日に下村大臣が政府最終決定を発表してから3週間も経っていない。このような事態に至ったのは誰の責任か?」とツイート。(7/17)

世論の強い反対を受けて、政府は新国立競技場の抜本的見直しに動くもようだ。森元首相は産経新聞との会見で「ラグビーW杯が決まった時、国立競技場の改築のいい機会だな」、「耐震も免震もやってないし、老朽化も進んでいる」と述べた。森氏はまた、「国立競技場は陸上競技の公認競技場ではなく、日本陸上競技連盟が世界大会をやりたくてもできない」と話した。

新国立競技場の基本デザインが選定されたのは、2012年11月であり、2020年夏季五輪の
東京招致が決まる10カ月前だった。新国立競技場は、2019年開催のラグビーW杯のメイン会場になることが想定されていた可能性が高い。この時点の総工費予算は約1300億円だったが、夏季五輪の東京招致が決まった後に3000億円に大幅増額されている。関係者はこの経緯を詳しく説明することが求められている。

株式市場では東京五輪招致に絡んだ銘柄が数多くピックアップされたが、五輪関連事業は今後、さまざまな角度から再検証される可能性がある。《MK》

関連記事

最新記事