ギリシャ債務対GDP比率:2025年に336%まで上昇も、IMFは予測ミスを認める

2015年7月16日 08:08


*08:08JST ギリシャ債務対GDP比率:2025年に336%まで上昇も、IMFは予測ミスを認める
国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、ギリシャが第3回の支援を受け、同国の債務残高の対国内総生産(GDP)比率が200%までになるとの見方を示した。また、3年前の予測がミスだったことも認めた。なお、IMFは2012年、ギリシャ債務が持続可能な状況にあるとの見方を示し、2022年までの負債比率(対GDP比)は120%以下となり、2016年のギリシャの成長率がユーロ圏の中で最も高いと予測していた。

また、一部投資顧問会社は、今後のギリシャの成長率を2.74%(最高)と0.45%(最低)、国債利回りを3.58%(最低水準)と7.55%(最悪状況)と仮定し、10年後のギリシャのベスト状態と最悪状態を試算した。二つの結果はともに楽観できない状況となり、最悪の場合は2025年の負債比率は336%まで拡大する恐れがあるという結果が示された。この状況ならギリシャという国の存続が困難だとの見方を示した。《ZN》

関連記事

最新記事