中国人観光客の「爆買い」リスト、新たに“神薬”加わる

2015年7月15日 08:46

*08:46JST 中国人観光客の「爆買い」リスト、新たに“神薬”加わる
日本を訪れた中国人観光客の「爆買い」が話題を呼んでいる。最近では「日本で絶対買い忘れてはいけない“神薬”」として、家庭用常備薬が「爆買い」のリストに加えられているという。政府系メディアが13日付で伝えた。

“神薬”の正体は実際のところ、日本のドラッグストアで普通に売られている市販薬。なかでも中国人観光客の人気を集めているのは、◆冷却ジェルシートや咳止めドロップ、虫除けジェルなどの子ども用医薬品、◆ダイエット、スキンケア用など各種サプリメント、◆角質軟化剤、液体絆創膏など中国ではお目にかかれない市販薬——などだ。

政府系メディアの駐日記者は、日本のごく一般的な市販薬が“神薬”として人気を集める背景には、3つの要因があると分析している。まず第1に、中国人の購買力上昇と円安の進行により、日本を訪れる中国人観光客が急増している点。第2に、日本の製薬会社がインターネットを利用して、巧みに自社製品の知名度と口コミ評判を上げている点が挙げられた。第3の要因は、商標制度の徹底した日本では、「偽物の薬」が流通していないという安心感があるため。ただその根底には、消費者のニーズに応え得る市販薬を長期間にわたって製造してきた日本の製薬会社の企業努力がある——と、同記者は評価している。
【亜州IR】《ZN》

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