NASA、探査機ニュー・ホライズンズの冥王星最接近に合わせ特別番組を放送 NASA TVにて
2015年7月14日 19:24
米航空宇宙局(NASA)は、探査機「ニュー・ホライズンズ」が7月14日に冥王星に最接近するのに合わせ、インターネット番組『NASA TV』で特別番組を放送する。
NASA TVは無料のインターネット番組で、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などから視聴できる。視聴にはIE、Safari、Google Chrome、Firefoxなどのウェブ・ブラウザーが必要。また、iOS、Android向けのアプリも用意されている。
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番組表は以下の通りです。
時間はすべて日本時間、24時間表記となっています。
なお、この番組表は米国時間7月12日時点のもので、ミッションの状況によって、予定が変更される場合があります。
7月14日
0時00分〜1時00分
「ミッションの状況や今後の予定についての記者会見」
20時30分〜21時00分
「冥王星到着に向けたカウントダウン番組」
ニュー・ホライズンズの冥王星最接近は20時49分ごろの予定。探査機とのリアルタイムでの通信はできないが、最接近の予定時刻に合わせ、カウントダウンと、ニュー・ホライズンズの今後についての予測などを紹介する番組が放送される。
21時00分〜22時00分
「現在の予想や、これまでに撮影された画像に関する記者会見」
7月15日
9時30分〜10時15分
「ニュー・ホライズンズとの通信再開の生中継」
冥王星通過後、ニュー・ホライズンズとの通信再開は10時2分ごろに予定されている。これはあらかじめ探査機にプログラムされているもので、そのプログラムにしたがい、探査機は信号を発信することになっている。その信号は電波に乗って約4時間半かけて地球に向けて飛び、それが10時2分ごろに受信できる予定となっている。
この様子を、探査機を運用しているジョンズ・ホプキンス大学の応用物理学研究所にあるミッション・コントロール・センターから生中継する。
10時30分〜11時00分
「ニュー・ホライズンズの状態やミッションの進捗についての記者会見」
7月16日
時刻未定
「冥王星における新発見などに関する記者会見」
最接近時の冥王星とその衛星の写真の公開と、科学チームによるその時点での見解などの発表。
写真=NASA。
■NASA Television | NASA
http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/
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