ソフトバンク:中国の華為が提携、4.5G通信技術を共同開発

2015年7月13日 13:36


*13:36JST ソフトバンク:中国の華為が提携、4.5G通信技術を共同開発
ソフトバンクグ<9984>は通信機器メーカー中国大手の華為技術(ファーウェイ)と共同で、4.5G移動通信技術の共同開発に乗り出す。華為が13日明らかにした。華為が提案する通信規格「TDD+(TDDプラス)」向け高度化技術の実証実験、技術評価、研究開発をソフトバンクの通信ネットワーク上で実施する方針だ。

TDD周波数帯域を保有するソフトバンクは、日本でいち早くTDDと互換性のあるAXGPネットワークの構築に取り組んできた。今回、華為の先端研究から生まれた「TDD+」を共同で研究開発することにより、既存AXGPネットワークの周波数利用効率を5倍程度向上させることが可能と説明している。

5G技術を先取りした「TDD+」の導入により、新たな収益機会を獲得し、モバイル・ブロードバンド・ビジネスの収益性を高める狙い。中国や欧州で複数の通信事業者が「TDD+」の導入を予定しているという。

ソフトバンク常務執行役員の牧園啓市氏は、今回研究開発を進める技術が「次世代ネットワークのトレンド」になるとコメント。華為との共同研究は、次世代モバイルネットワークの構築にあたり、非常に有意義なものになると期待感を示した。

【亜州IR】《ZN》

関連記事

最新記事