第一三共ヘルスケアが風邪薬「ルル」海外初投入、台湾で販売開始

2015年7月13日 09:16


*09:16JST 第一三共ヘルスケアが風邪薬「ルル」海外初投入、台湾で販売開始
第一三共<4568>傘下の第一三共ヘルスケア(本社:東京都中央区)は9日、総合感冒薬「新ルルエース」を台湾で発売すると発表した。「ルル」ブランド初の海外展開として、10日から販売を開始している。今後は台湾以外のアジア地域にも販売を伸ばしていきたい考えだ。
台湾での「ルル」ブランドの認知度が高まるなか、現地市場への食い込みを狙う。第一三共ヘルスケアによれば、近年拡大を続ける台湾の総合感冒薬市場は日本と異なり、小容量の製品や飲みきりタイプの液剤が主流。一方で、日本国内で「家庭の常備薬」として長年親しまれてきた「ルル」ブランドは、台湾では未発売ながらも、日本への台湾人旅行者の増加などを背景に一定の認知を得ているという。
販売は現地企業を通じて行う。台湾での独占販売権を許諾する契約を、中化裕民健康事業公司と締結した。台北市に拠点を置く中化裕民健康事業公司は、医療用医薬品やOTC医薬品の輸入・販売を手がける。2014年通期の売上高は23億1200万台湾ドル(約90億円)だった。

【亜州IR】《ZN》

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