ジブリの大博覧会が愛知で開催、スタジオジブリの30年を振り返る -「思い出のマーニー×種田陽平展」も

2015年7月11日 23:05

スタジオジブリの30年の歩みを辿る展覧会、特別企画「ジブリの大博覧会」が開催される。場所は愛・地球博記念公園、期間は2015年9月12日(土)から11月8日(日)まで。


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本展は、愛・地球博10周年を記念して、愛知県が愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催する「全国都市緑地あいちフェア」の特別企画。愛・地球博記念公園内の地球市民交流センター体育館では「思い出のマーニー×種田陽平展」、愛・地球博記念館ギャラリー3ではスタジオジブリの30年の軌跡を堪能できる「ジブリの大博覧会展」が開催される。さらに公園内には有名な「サツキとメイの家」も常設されているので、ジブリがいっぱいの会場を思いっきり楽しむことができる。


■特別企画「ジブリの大博覧会」

本展では、スタジオジブリが設立から30年間積み重ね、生み出してきた3,000点近くの貴重な資料が展示される。これまでのジブリ作品がどのように生み出され、世に出て行ったのか。当時を振り返るポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む圧倒的多数の資料が所狭しと並ぶ。


■思い出のマーニー×種田陽平展

米林宏昌監督による2014年7月19日(土)公開のスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の世界を、同作で美術監督を務める種田陽平が巨大空間アートで表現する展覧会。映画に描かれたマーニーの部屋、物語の重要なシーンを表現した精細で幻想的なジオラマや背景画の数々、映画には出てこない美術設定資料まで、アニメーション美術と実写映画美術が融合した種田陽平の「映画の美術」を丸ごと楽しむことができる。


種田陽平はクェンティン・タランティーノ、三谷幸喜ら数々の監督から絶大な信頼を得る映画美術監督。2010年には米林監督のデビュー作『借りぐらしのアリエッティ』公開時に東京都現代美術館などで開催した「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」で全国で70万人を動員。小人の住む世界を巨大な展示作品として作り上げ、大きな話題となった。


そして、映画『思い出のマーニー』では初めてアニメーション映画の美術監督に挑戦。“実在するようで実在しない”現実とファンタジーの境目を描く美術で、作品の世界に広がりと深みを与えている。


【展覧会概要】

ジブリの大博覧会

会期:2015年9月12日(土)~11月8日(日)

会場:愛・地球博記念公園(モリコロパーク)

住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1

・「思い出のマーニー×種田陽平展」 地球市民交流センター体育館

・「ジブリの大博覧会展」 愛・地球博記念館 ギャラリー3

開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)


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