「アートアクアリウム2015」日本橋で開催 - 約5000匹の金魚が泳ぐ水中アート
2015年7月9日 18:50
『ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2015~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム』が東京・日本橋三井ホールで開催される。期間は2015年7月10日(金)から9月23日(水・祝)まで。
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2015年で5回目を迎える本イベント。節目の年ということもあり、前年度から大きくパワーアップしたアートが会場を彩っている。
“前例を見ない斬新な発想”の元、今回新たに5つのアクアリウムが登場。会場中央にそびえ立つ「インフィニトリアム(Infinitorium)」をはじめ、琳派400周年を記念した「琳派リウム(Rimparium)」など、それぞれ嗜好を凝らした演出が。今回は、新作を含めた数々の作品の中から、特に注目の4つをピックアップして紹介する。
■ロータス(Lotus)
壇上に咲く、大きな一輪の「蓮」。中央の花には大きな金魚たちが優雅に泳ぎながら、それを支える周りの水槽には、可憐な金魚の群れが。咲いてから4日で散ってしまう「蓮」の儚さが、優美な世界観に溶け込んでいる。
■インフィニトリアム(Infinitorium)
三角柱の水槽が計40個合体した、大型アクアリウム。高さ2.4m、幅4mを誇る大水槽には、上から下へ滝のように水が流れる仕掛けが施されており、光のゆらめきと共に神秘的な雰囲気を醸し出している。また、それぞれの水槽がミラー加工されており、合わせ鏡のように無限の奥行きを体感できるデザイン。
■カレイドリウム 3D(Kaleidorium 3D)
入場してすぐ、目の前にそびえ立つのが、この六角柱アクアリウム。各面に大きな覗き穴が設置され、“万華鏡”を見るように、金魚たちを眺めることができる。時間と共にグラデーションする光と、金魚1匹1匹の華麗な動きがお互いを引き立て、きらきらと変化する煌びやかな空間を堪能できる。
■リフレクトリウム(Reflectrium No.3&No.6)
前回に引き続き登場する「リフレクトリウム」。凹レンズや凸レンズ、二重レンズなど、見え方の違うレンズが取り付けられている。平面の水槽では見られない、“歪んだ”金魚が見られる世界。可愛らしい金魚が、何倍にも大きく見えたり、分身したり……。視覚的な変化を楽しめる作品となっている。
この他にも会場には、たくさんのアクアリウムが登場。インタラクティブ性と伝統芸能が組み合わせられたものや、伝統工芸を装飾に施したものなど、最新技術によって、江戸時代の魅力が大きく引き出されたアートが所狭しと並ぶ。
また、会場に流れる音楽も、同様のコンセプトを反映。木村英智がプロデュースしたオリジナル楽曲などが、場内の幻想的な雰囲気を引き立てている。
更に、期間中は毎日19時から同会場で「ナイトアクアリウム」を開催。音楽と照明をナイトアクアリウム仕様に転換し、ドリンクを飲みながらゆったりと作品を鑑賞できる。
週末は豪華アーティストのDJパフォーマンスが披露されるほか、京都・祇園の舞妓による「舞妓ナイト」や、“美しすぎる女形”荒城蘭太郎が華麗な舞を披露する「花魁ナイト」等も予定している。
【展示作品(一例)】
・ロータス「Lotus」※1
・琳派リウム「Rimparium」※1
・カレイドリウム 3D「Kaleidorium 3D」※1
・インフィニトリウム「Infinitorium」※1
・手鞠リウム「Temaririum」※1
・パラドックスリウム「Paradoxrium」
・リフレクトリウム「Reflectrium No.3&No.6」
・ギヤマンリウム「Giyamanrium」
・アースアクアリウム・ジャポニズム「Earthaquarium Japonism」
・金魚コレクション「Kingyo Collection」
・ディスプレイアクアリウム「Display Aquarium」
※1は新作。
【問い合わせ先】
エイチアイディー・インターアクティカ
TEL:03-3270-2550
開設期間:7月9日~9月23日 10:30~20:00