Google、同社データセンター内では独自開発のスイッチを利用していることを認める
2015年7月8日 16:16
あるAnonymous Coward 曰く、 Googleがデータセンターで稼動させるサーバーとして独自にカスタマイズされているものを利用していることは有名だが、ネットワーク関連機器についても同様に独自のものが使われているのではないか、と噂されていた。Googleが米国で開催された「Open Networking Summit 2015」にて、この独自のネットワークスイッチについて語ったという(日経ITpro)。
これによると、同社は2005年から自作スイッチを利用しているという。Googleのデータセンターでは安価な小型スイッチを大量に接続することで帯域を確保するという手法を導入しており、ラック毎に設置されたスイッチを「アグリゲーションスイッチ」に接続し、さらにそのアグリゲーションスイッチをそれぞれ複数の「スパインスイッチ」に接続。これらの台数を増やすことで帯域を広げることができる仕組みになっているという。また、これらスイッチが使用しているスイッチチップは汎用のもので、専用のチップは使われていないそうだ。また、独自のプロトコルでスイッチを管理しているというのも興味深い。
スラドのコメントを読む | ITセクション | Google | ネットワーク
関連ストーリー: GoogleがPOWER8搭載サーバーを公開 2014年05月01日 Google、自社向けに独自のARMプロセッサを開発中? 2013年12月19日 Facebook などが主導するオープンソースのネットワークスイッチ開発プロジェクト 2013年05月10日 Google や Facebook は Intel や AMD からカスタマイズされた専用チップを供給されている 2012年09月28日 Google、内部で使用しているデータバッファリング&交換プロトコルをオープンソース化 2008年07月13日