日本ユニシス、ソフト技術、NUI、人工知能などの成果を社会へ適用開始

2015年7月8日 17:22

 日本ユニシスは8日、日本ユニシス総合技術研究所が未来の住宅、職場、公共の場所など「未来の社会」を想定して進めてきたソフトウエア技術、NUI(Natural User Interface:人間の五感や人間が自然に行う動作によって機械などを操作する仕組み)、人工知能などの研究成果について、社会への適用・実装や実ビジネスへの応用を本格的に開始すると発表した。

 同社はこれらの研究成果をもとに2013年から社会適用に向けた実証実験などを開始し、6月からは一般生活者向けのサービスやクリエイティブ領域への実装を本格的に開始している。

 まず、クリエイティブ領域への取り組みとしては、2015年6月19日~9月27日まで、デザインの展示施設「21_21 DESIGN SIGHT」で開催の企画展「動きのカガク展」(主催:21_21 DESIGN SIGHT、 三宅一生デザイン文化財団)で、出展アーティストの作品制作において、人工知能を応用した技術協力をMicrosoft Azure Machine Learningを使用して具現化した。

 また、研究を応用したビジネスイノベーションを推進しており、旭硝子のガラスサイネージとICTを融合し、未来の暮らしを楽しく快適にするためのサービスを共同で検討している。その成果の一つとして、大京が手掛けるマンション神奈川県川崎市の「ライオンズ宮前平ヒルズ」のモデルルームにモーションセンサーを組み合わせたミラーサイネージが採用され、一般の来場者に公開される。

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