トヨタの6月新車販売42%増を記録、3カ月連続で増加

2015年7月2日 13:38


*13:39JST トヨタの6月新車販売42%増を記録、3カ月連続で増加
トヨタ自<7203>の中国販売が好調だ。1日に発表された関連データによると、トヨタによる中国の6月・新車販売(小売ベース)は、前年同月比41.7%増の10万600台に拡大した。前年同月を上回るのは3カ月連続。同3カ月の中で最大の伸びを記録している。1~6月の中国累計販売も、前年同期比10.1%増の51万2800台と好調に推移。半年が経過し、年間目標の達成率は46.6%に上昇した。下半期はさらに販売を積み上げる構えだ。
車種別では、第一汽車集団との合弁、一汽豊田で生産・販売する主力モデル「カローラ」が依然として快調。6月の販売は2万5000台を突破し、トヨタブラントの中で断トツ首位を維持した。「カローラ」の中国販売は、3月が前年同月比30%増の1万5000台、4月が同80%増の2万2000台、5月が2万台超で推移している。
6月の販売第2位は小型車「ヴィオス」で1万2000台。3位は小型セダン「レビン」で1万台と続いた。
中国で人気が高まる多目的スポーツ車(SUV)の分野では、広州汽車との合弁、広汽豊田が3月に発売した新型「ハイランダー」が躍進。5月、6月ともに9000台超を売って、同クラスSUVをリードする構図を維持している。
今後も新モデルの投入を計画。下半期は一汽豊田から2.0リッターターボの「クラウン」低価格モデルと、「カローラ」ハイブリッドモデルの発売を予定している。2.7リッター版の「プラド」も市場投入する計画だ。
向こう5年内に一汽豊田は、フルモデルチェンジ車9モデル、マイナーチェンジ車8モデルを発売予定。取扱車種を現在比82%増の20モデル超へと拡充する計画を掲げた。
トヨタの中国販売は、3月が前年同期比20.9%増の7万1500台、4月が7.8%増の9万2600台、5月が13.3%増の9万1900台。
2015年通年の中国販売について、トヨタは前年比6.8%増の110万台を目標に掲げる。14年の実績は、前年比12.5%増の103万2400台。初の100万台超えを達成した。

【亜州IR】《ZN》

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