ヤマハ、渋谷センター街でスマホを使ったアナウンス実験―ネット接続なしで音声案内

2015年7月2日 14:09

 ヤマハと渋谷センター商店街振興組合は2日、ヤマハが開発した「おもてなしガイド」を活用した「音のユニバーサルデザイン化」に関する実証実験である「渋谷センター街×ヤマハSound UD化プロジェクト」を6日から9月30日までの約3カ月間、東京都渋谷区の渋谷センター街で協働して実施すると発表した。

 実験期間中、来街者は、手持ちのスマートフォンに「おもてなしガイド」アプリをダウンロードすることで、インターネットに接続することなく、渋谷センター街で流れるアナウンスの内容を日本語と英語の文字で確認できる。また、来街者へのアンケートによる定性調査や様々なシチュエーションを想定したシミュレーションテストを行うことで、「おもてなしガイド」の機能追加や使い勝手の向上を図る。

 ヤマハは、「おもてなしガイド」を多くの企業や自治体などと協力して普及する「Sound UD化プロジェクト」に取り組んでいる。外国人観光客や高齢者、聴覚障がい者などへのサービスを目指す。今回、多くの外国人が集まる渋谷センター街と協働し、屋外での実証実験を行うことで、「おもてなし」ガイドのサービス本格化に向けたさらなる機能向上に取り組んでいく方針。

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