キヤノンITS、ウイルス感染PCを自動的に切り離す新ソリューションを発表
2015年7月1日 16:32
キヤノンITソリューションズは1日、不正端末接続検知/遮断システム「NetSkateKoban Nano(ネットスケットコウバン ナノ)」とウイルス対策ソフト「ESET」を連携させ、ウイルス感染したPCを自動的にネットワークから切り離して社内環境を守る新ソリューションを同日から販売開始すると発表した。
昨今、高度化する標的型攻撃によって企業や官公庁のさまざまな情報漏えい事件/事故が後を絶たない。マイナンバー制度への対応を控え、改めて不正アクセスの防止や情報漏えい対策が求められている。今回のソリューションは、高いウイルス検知力をもつ「ESET」で未知のウイルスでも検出を行い「NetSkateKoban Nano」の機能と連動してネットワーク環境から自動的にウイルス感染したPCを遮断する仕組みを提供する。
これによりウイルスの二次感染やウイルスによるデータの改ざん、情報漏えいなどのリスクを回避できる。ウイルスの駆除を確実に行うまでネットワークから切り離されているため、システム管理者は社内に侵入したウイルスの駆除と隔離、感染したPCの対応に専念することができ復旧作業を安全に行える。
また、「NetSkateKoban Nano」の管理は、クライアント運用管理ソフトウエア「SKYSEA Client View」の管理画面でも設定/管理が可能なため、管理業務の一元化による効率化が図れる。そのほか、不正持ち込み端末の通信遮断機能、未登録/登録端末の一覧表示機能、曜日・時間を指定した運用管理機能(IPアドレス/MACアドレス)がありIPv6対応に対応する。
価格はオープンプライス。対応ネットワーク規模は、中小/中堅企業(SMB)の小規模ネットワークで、最大登録MACアドレス数は10,000MACアドレス、最大同時管理端末台数1024台。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)