トレジャーデータとかもめエンジニアリング、リアルタイムデータハブで協業

2015年7月1日 16:26

 トレジャーデータとかもめエンジニアリングは6月29日、リアルタイムモニタリングやリアルタイムデータマート作成など、必要に応じさまざまなリアルタイム処理を実行できるプラットフォーム「リアルタイム・データハブ」の分野で協業を開始すると発表した。

 近年、スマートデバイスやIoTの普及で、ますますデータ量が増大、ビッグデータの活用が期待されている。両社は、これらのデータをビジネスでより活用するために、クラウド型データマネージメントサービス(DMS)とリアルタイム・ビッグデータ処理ツールを組み合わせて、「リアルタイム・データハブ」を構築するためのプラットフォームを提供する。

 クラウド型データマネージメントサービス(DMS)は、トレジャーデータが提供する「トレジャーデータサービス」。リアルタイム・ビッグデータ処理ツールは、かもめエンジニアリングが提供する「GUST」である。

 「トレジャーデータサービス」は、大量のデータを、簡単、セキュアにクラウド上に蓄積・保存する。また、スキーマレスにデータを蓄積・保存するので、煩わしいスキーマ管理は不要。SQLやAPIなどの簡単な方法で高速にデータを集計・抽出し、SalesforceやTableau、Motion Board、Excelなどのツールと連携できる。

 「GUST」は、データをトレジャーデータに蓄積・保存しながら、リアルタイム処理を実行する。トレジャーデータへデータの蓄積・保存をしながら、リアルタイムにデータマートを作成する。これにより、通常データ発生から、分析用のデータマートが使用できるまで従来は2~3営業日を要していたところ、すぐに使える。

 また、データを蓄積・保存しながら、ビッグデータのリアルタイム監視ができる。これにより、「異常データの検知」、「システムへの不正アタックなどなどの検知」などのニーズに対応できる。さらに、既に蓄積・保存されているビッグデータから、短時間で高速にデータマートが作成できる。これによりデータの仮説・検証のサイクルを短縮できる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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