スズキ、「新中期経営計画SUZUKI NEXT 100」を策定
2015年7月1日 06:45
スズキは30日、2015年からの5カ年における「新中期経営計画SUZUKI NEXT 100」を策定したと発表した。
同社グループは、2020年に創立100周年を迎えることから、ものづくりの基盤整備と仕事の進め方の総点検をグローバルで行い、経営の土台を盤石なものとする5年間と位置付け、経営基盤の強化に取り組んでいく。
新中期経営計画の概要としては、社是の第一に掲げる「消費者の立場になって価値ある製品を作ろう」の原点に立ち戻り、事業基盤を強化いく。四輪車事業は、軽~C、SUVセグメントの商品に集中し、拡大する世界の小型車市場に対応していく。
5年間で20モデルの新型車を全世界に投入し、日本、インドを中心とするアジアを主力(日本…軽自動車シェア30%以上、小型車10万台以上、インド…乗用車シェア45%以上)とする。二輪車事業は、選択と集中(商品、地域)による赤字体質からの脱却、スズキの特徴を明確にした商品の開発(150cc以上、バックボーン、スポーツ)を行う。
船外機事業は、世界一の4ストローク船外機ブランドを目指す「THE ULTIMATE 4-STROKE OUTBOARD」のアメリカ市場での販売を重点的に強化、アジア市場の開拓を行う。
連結売上高は、過去最高となった07年度の3兆5,024億円を早期に上回るよう目指すという。