上司からの”Facebook友達申請” 新入社員の過半数が「イヤだ」

2015年6月30日 11:18

 Facebook等SNSには“友達”予測検索機能が備わっており、自分で申請しなくても友達の友達ということで表示されることがある。その際に遠い知人や上司・部下が表示されることも少なくない。新入社員のうち過半数が上司からのSNS申請を「嫌だ」ととらえていることがわかった。

 新入社員638人を対象にSNSで「上司から友達申請があったらどう思うか」を尋ねたところ、「嫌だ」(16.1%)、「どちらかと言えば嫌だ」(39.6%)。昨年度調査では「うれしい」(17.7%)+「どちらかと言えばうれしい」(37.3%)と好意的な意見がやや半数を上回ったが、今年は否定的な意見が多数派となった。特に女性は「嫌だ」(19.3%)、「どちらかと言えば嫌だ」(43.1%)となり、3人に2人が上司のSNS申請は嫌だと回答している。

 またSNSの利用状況について尋ねたところ、98.4%が何らかのSNSを利用していると回答した。利用率は昨年度から2.5ポイント上昇した。利用しているサービスはLINEが95.8%、YouTubeが77.1%、Twitterが69.0%、Facebookが56.1%であった。

 就職活動の結果についての満足度を尋ねたところ「たいへん満足」(54.7%)、「やや満足」(39.3%)を合わせて94.0%が“満足”していると回答し、2013年度(94.6%)に次いで高い水準となった。「たいへん満足」+「やや満足」の数値を10年単位で見ると、1995年度=77.6%~2005年度=88.2%~2015年度=94.0%となっており、上昇傾向にあることがわかる。

 35歳時点での理想の年収について尋ねたところ、男性は600万円台(36.9%)、女性は400万円台(48.8%)が最多となった。2位以降は、男性で「500万円台(34.4%)」「700万円台(7.2%)」、「800万円台(6.7%)」「1000万円以上(6.2%)」「400万円台(4.5%)」。女性は2位以降は、「500万円台(29.7%)」「600万円台(11.0%)」「700万円台(3.5%)」「1000万円以上(1.7%)」となった。

 調査対象は産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミナー」に参加した新入社員のうち155社660人。638人(男性439人・女性199人)から有効回答を得た。(編集担当:堺不二子)

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