グーグル、リベンジポルノを検索結果から削除へ―被害者の申請受け付け

2015年6月20日 23:28

 米グーグル(Google)は19日、別れた恋人や元配偶者などが悪意をもって性的な画像などをインターネット上で公開する「リベンジポルノ」について、今後、申請に基づいて検索結果から除外するとの方針を明らかにした。

 同社は、検索結果はインターネットのすべてを反映すべきと考えているが、リベンジポルノについては、被害者に損害を与える以外の役割を果たさないことから、本人の同意なしに公開されているヌードや性的な画像を要請に応じてグーグルの検索結果から除外すると説明している。

 今後数週間内に削除要請を投稿するフォームを設置し、削除要請を受け付ける予定。

 なお、検索結果から削除しても、画像自体を投稿された元のウェブサイトから削除できる訳ではないため、問題を完全に解決するものではないが、同社は被害者の一助になれればとしている。

 リベンジポルノは、スマートフォンやSNSの普及などを背景に、近年トラブルが増加している。別れた恋人や配偶者が嫌がらせのためにプライベートな画像を投稿したり、SNSのアカウントなどがハッキング被害にあうことでアカウントに保存していた画像を流出させられるといった被害がある。

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