NY原油:反落で59.61ドル、根強い世界的な供給過剰感から売り先行との見方
2015年6月20日 04:11
*04:11JST NY原油:反落で59.61ドル、根強い世界的な供給過剰感から売り先行との見方
NY原油は反落(NYMEX原油7月限終値:59.61↓0.84)。58.88ドルまで下落した後、59.75ドルまで上昇した。根強い世界的な供給過剰感から、売りが先行したとの見方。また、ギリシャの債務不履行(デフォルト)やユーロ離脱懸念の高まりから、ユーロ安・ドル高傾向となったことも売り圧力になった。
終盤に、米ベーカー・ヒューズ社が米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数を発表し、稼動中リグは前週比4基減の631基。稼働数削減の底打ちが近いとの見方があるなかで、減少が継続したことから、その後買い戻しが優勢になった。なお、22日から取引の中心となる8月限の19日値動きは、高値が60.10ドル、安値が59.24ドル、引けは59.97ドルであった(前日比0.85ドル安)。《KK》