Objective-Cのシェアを奪いつつあるSwift

2015年6月18日 16:28

headless 曰く、 WWDC 2015で年内のオープンソース化が発表され、さらなる開発者増が見込まれるSwiftだが、すでにObjective-Cのシェアを奪いつつある傾向があるという(ITworldの記事)。

 6月のTIOBE IndexでSwiftは14位。1月は25位、5月は18位と順調に順位を上げており、レーティングも1月から約0.7ポイント増で1.44%となっている。一方のObjective-Cは5位だが、1月には3位、5月には4位だった。レーティングも1月から2.614ポイント減の4.339%で、ピークだった昨年4月と比較すると約8.5ポイント減少している。このペースで減少していくと、年末には20位以内に入らない可能性もあるという。

 6月のPYPL(PopularitY of Programming Language)でも、Swiftは1月から1ランク上昇して11位となり、シェアは0.2ポイント増の2.7%。これに対し、Objective-Cは昨年以来8位を保っているものの、シェアは1月から0.6ポイント減の5.5%となっている。

 GitHubでのフォークを除いた新規リポジトリ作成数に対するシェアをみると、昨年7月から12月までの期間ではSwiftが0.65%Objective-Cが1.6%だったのに対し、今年1月から5月までの期間ではSwiftが0.8%に増加、Objective-Cは1.4%に減少している。

 ITworldの記事によるとSwiftに対する開発者の興味は増しているが、経験を積んだiOS/OS Xアプリ開発者はObjective-Cからの移行に慎重な傾向もみられるとのこと。皆さんの場合はいかがだろうか。

 スラドのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | 統計 | プログラミング | アップル | デベロッパー

 関連ストーリー: なぜAppleやGoogleは独自のプログラミング言語を作るのか 2015年06月10日 iOSアプリの開発を始めるにあたって、SwiftとObjective-Cのどちらを最初に学ぶべき? 2014年09月28日 次々に登場する新しいプログラミング言語、どうなの? 2014年07月02日 Apple、WWDCで新言語Swiftを発表 2014年06月03日

関連記事

最新記事