イギリスで多数の「携帯電話盗聴設備」が見つかる

2015年6月17日 10:21

taraiok 曰く、 ドイツのセキュリティ会社GSMKとスカイニュースが調査を行ったところ、イギリス国内で20以上の偽携帯電話基地局があり、かつそれらがアクティブな状態であることが判明したという。この偽基地局は携帯電話からのデータ収集や会話の傍受が可能だとしている(THE INDEPENDENTSlashdot)。

 この偽基地局でIMSI(加入者識別番号)キャッチャーを運用しているのは誰だ、というメディア側の質問に対しロンドン警視庁は回答を拒否したという。しかし、ロンドン警視庁のBernard Hogan-Howe警視総監は警察機関が盗聴していたことを遠回しに示唆する発言をしているそうだ。

 IMSIキャッチャーは米国の警察でよく使われている盗聴システム。ロンドン警視庁は2009年にIMSI関連のシステムを購入したとされている。元記事によれば昨年の11月頃から運用が行われていたようだ。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | プライバシ

 関連ストーリー: 小型の固定翼ドローンで臨時の空中基地局を作るアイデア 2015年05月29日 謎の偽携帯電話基地局が全米各地で見つかる 2014年09月06日 通信傍受の対象拡大へ 詐欺、傷害など10種類追加 2014年06月17日

関連記事

最新記事