先進国の所得格差、一段拡大ならリセッションにつながる恐れ=IMF

2015年6月17日 08:38


*08:42JST 先進国の所得格差、一段拡大ならリセッションにつながる恐れ=IMF
国際通貨基金(IMF)はこのほど、先進国の所得格差が過去数十年で最大となり、貧富差の拡大が明白であり、これは現代社会が直面する新たな挑戦になると指摘した。

IMFは、先進国の中で、上位20%の所得者(富裕層)の収入が一段と増加しても社会への寄与が少ないと指摘。一方、貧困層の収入が拡大した場合、その国の国内総生産(GDP)を押し上げる効果につながるとの見方を示した。また、IMFは、先進国の所得再分配の不公平が鮮明になっていることにも言及し、貧困層と中間層にもっと目を配る必要があると強調した。《ZN》

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