新銀行東京、東京TYフィナンシャルグループと経営統合に向けた協議で基本合意
2015年6月13日 20:51
東京TYフィナンシャルグループと新銀行東京は12日、経営統合の検討を行うことで基本合意したと発表した。来年4月1日に、新銀行東京が東京TYフィナンシャルグループに傘下入りすることを目指す。
東京TYフィナンシャルグループは、昨年10月に、東京都に地盤を置く地方銀行の東京都民銀行と八千代銀行の2行が出資して設立した持株会社で、東京都内や神奈川県北東部などに2行合わせて161店舗を持つ。
一方、新銀行東京は東京都内の中小企業支援策の一環として、2004年(法人としては1999年)に東京都などが出資して設立した銀行で、東京都内に1店舗を持つ。
今後、9月に最終契約締結を行い、11月の両社の株主総会での承認を経て、来年4月1日に株式公開により、新銀行東京は東京TYフィナンシャルグループの子会社にされるという。
両社では、経営統合後は東京都との連携で、東京都内の中小企業の育成や支援に取り組むなどし、都市型地銀として首都圏での競争力を高めていくとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)