太陽誘電、CD-Rなどの光記録メディア事業から12月に撤退
2015年6月12日 15:27
太陽誘電は11日、1988年から手掛けてきたCD-Rなどの記録製品事業から12月末に撤退し、販売を終了させると発表した。
同社では、1988年にCD-Rを開発。以降、CD-R、DVD-R、BD-R(ブルーレイディスク)などの記録製品事業を手掛けてきたが、HDD(ハードディスクドライブ)の大容量化、クラウドコンピューティングの普及により、同社の想定以上に市場が縮小し、原材料価格も高騰していることなどから撤退に踏み切ったという。
同社では今後、同社の成長戦略の要であるスーパーハイエンド商品を中心とした電子部品に経営資源を集中させる。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)