SANKYOは押し目買いに反発、4月高値後の下値調べ完了
2015年6月9日 12:11
SANKYO <6417> は、30円高の4520円と前日の70円安から反発している。年初来高値は2月の4915円で下値調べの終えていることから押し目買いが入ったようだ。
1966年(昭和41年)の設立でまもなく50周年となる。1999年10月の上場からだと16年となるパチンコメーカーの大手。
パチンコ・パチスロ業界は大きな変革期を迎えている中で商品開発力がポイントとなっており開発力で定評のある同社にはむしろチャンスでもある。ただ、2015年3月期は減収減益で1株利益は100円を割った。3年前比較でも売上及び利益とも減少顕著。現預金豊富で無借金の好財務内容で年150円配当は安泰だろう。
長期株価の動きでは1万5000円挟んだ4年にわたるモミ合いを2012年に上放れ上昇相場を辿っている。足元では5月に2万0655円の高値後は高値圏でのモミ合い。ボトムから1万円高となったことで基本的にはしばくは2万円台を固める展開とみられる。
為替が円高に振れ内需関連人気本格化なら上値見込める。また、猛暑なら涼感求め見直し人気に拍車も加わるだろう。押し目買いの吹き値売りスタンスが基本だろう。
今期は売上・利益とも回復だが鈍い。ただ、産業界の賃金アップ受け事業環境には明るさ加わり、第2四半期で上方修正の可能性もありそうだ。
内需関連人気本格化なら上値期待できるが、利益伸び悩みでJPX400指数採用継続の見極めは必要だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)