米空港、抜き打ち試験で持ち込まれた武器の95%を発見できず

2015年6月6日 20:54

taraiok 曰く、 米運輸保安局(TSA)は、米国内の複数の空港で、捜査員による抜き打ちセキュリティチェックを実行した。その結果は、70件のうち67件、実に95%の空港の手荷物検査などで模擬爆発物や禁止された武器を持ち込めるという悲惨なものだったそうだ(abcNEWSSputnikSlashdot)。

 ある試験では、警報は鳴ったものの、空港の検査官はおとり捜査官の背中にテープで留められた偽プラスチック爆弾を発見することはできなかった。国土安全保障省のジェイ・ジョンソン長官は、「今回の抜き打ち検査の結果を大変深刻に受け止めているとし、すぐに報告書で提起された問題に対処する」と述べている。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | アメリカ合衆国

 関連ストーリー: 米TSAの男性職員、気に入った男性乗客の股間を触るためボディースキャナーを操作 2015年04月19日 TSA、米国への直行便で電源の入らないガジェットの機内持ち込みを認めない方針 2014年07月12日 TSA、小型ナイフなど機内持ち込み制限物品の緩和計画を中止 2013年06月08日 TSA、米国内の全空港でX線を使用する全身透視スキャナーの撤去を完了 2013年06月02日

関連記事

最新記事