日米の注目経済指標:日本1-3月期 GDP改定値の予想は前期比年率+2.8%
2015年6月6日 14:46
*14:46JST 日米の注目経済指標:日本1-3月期 GDP改定値の予想は前期比年率+2.8%
6月8日-12日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■8日(月)午前8時50分発表
○(日)4月経常収支-予想は+1兆6874億円
参考となる3月実績は+2兆7953億円の大幅黒字となった。貿易収支の改善が寄与した。4月については貿易赤字額が前年同月比で大幅に減少していることや第1次所得収支の黒字が高水準を維持することから全体としても大幅な黒字となる見込みだが、黒字額は3月実績を下回る見込み。
■8日(月)午前8時50分発表
○(日)1-3月期国内総生産(GDP)改定値-予想は前期比年率+2.8%
参考となる速報値は+2.4%。先日発表された1-3月期法人企業統計では、設備投資額が前期比+5.8%の高い伸びを記録しており、改定値(2次速報値)は上方修正される見込み。民間在庫と公共投資の伸びはやや鈍化し、個人消費はやや伸び悩むことが予想されているが、市場予想は妥当か。
■11日(木)午後9時30分発表
○(米)5月小売売上高-予想は前月比+1.1%
参考となる4月実績は0.0%。自動車や家具などの販売減少が影響した。5月については自動車販売が回復していることから、大幅な伸びとなる見込み。高級品の販売増加も見込まれており、市場予想は妥当な水準か。
■12日(金)午後11時発表
○(米)6月ミシガン大学消費者信頼感指数-予想は91.0
参考となる5月確定値は89.5で予想を下回った。雇用環境は特に改善していないが、先行きについては84.2で悪くない。6月の数字は5月実績をやや上回る可能性があり、市場予想は妥当な水準か。
その他、日米の主な経済指標の発表予定は、8日(月):(米)5月労働市場情勢指数、9日(火):(米)4月JOLT求人、11日(木):(米)4月企業在庫、12日(金):(米)5月生産者物価指数など。《TN》