リアーナがディオールの新たな“顔”に - ヴェルサイユ宮殿を舞台にしたキャンペーンに登場
2015年6月5日 23:50
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ディオール(Dior)が、ヴェルサイユ宮殿を舞台にしたキャンペーン映像「Secret Garden」シリーズ最新作・第4章の主役として、歌手のリアーナを抜擢。キャンペーン映像の本編が公開された。
夜のヴェルサイユ。不可解で謎めいた存在。現代のミューズ。今回の「Secret Garden」シリーズに登場する宮殿と庭には、独特のムードが漂う。
ほのかな照明で、宮殿の不朽の装飾が浮かび上がる中、大階段にたたずむリアーナ。まるで夢の世界からそのまま出てきたかのように見える彼女が、神話の神々の姿が彫刻された大広間をさまよい歩き、鏡の回廊で踊る。宮殿の外に見える木々も、まるでおとぎ話から飛び出てきたかのよう。
そんな神秘的な雰囲気の中、オートクチュールドレスの繊細で優美な魅力と共に、映像は進行してゆく。メインとなるサウンドトラックは、リアーナの次のアルバムから採用されたものだ。
そして広告キャンペーンも、動画と同じテーマに沿って展開される。ヴェルサイユの宮殿や庭園でポーズをとるリアーナをレンズに収めるのは、この動画に引き続き、フォトグラファーのスティーヴン・クライン。
ミステリアスなセッティングのなかで、月の光がコレクションのディテールをより惹きたてる。バッグ、ディオラマのクロージャーやメタリックカナージュ、ドレスのシルバーのスパンコール、精巧な細工が美しいトライバルイヤリング、小さなヴェールに散りばめられた刺繍……。
フューチャリスティックな無数のきらめきが、宮殿のミラーや金箔に反射してきらびやかなコントラストを描き、18世紀の洗練された上品さと、現代的な雰囲気が合わさった複雑な魅力を醸し出す。
スティーブン・クラインは、自身が手掛けた「Secret Garden」シリーズ第4章について「リアーナのミステリアスな魅力が、彼女のシャープなルックスと感性と合わさり、『Secret Garden』の舞台を造りだすうえで、無くてはならないパーフェクトな要素となっています。」と語った。
さらにディオールは、このキャンペーン映像のバックステージを映したスペシャルな動画を公開。リアーナのオフショットに加え、パリの美しい街並みも描かれているので、こちらもあわせてチェックしてみて。
■スタッフクレジット
ディレクター:スティーヴン・クライン(Steven Klein)
フォトグラフィー・ディレクター:ラリー・スミス (Larry Smith)
スタイリスト:メル・オテンバーグ(Ottenberg)
メーキャップ:ステファン・マレー(Stéphane Marais)
ヘア:ユーセフ・ウィリアムズ(Youssef Williams)