日本TI、高度情報先進運転支援システムソフト開発キットを発表

2015年6月5日 17:15

 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は5日、高度情報先進運転支援システム(InfoADAS)ソフトウェア開発キット(SDK)を提供すると発表した。

 新型SDKは、既存の車載インフォテインメント(IVI)システムに、各種ADAS情報処理を統合するための、車載対応のフレームワークを提供。InfoADAS SDKは、急成長を見せるサラウンドビュー、歩行者検知や車線逸脱検出、その他の運転支援情報処理を従来のIVI機能に追加した。

 特長は、インフォテインメントシステムの性能を低下させることなく、車内・外の状況への運転者の認知能力を高める革新的な運転支援情報処理機能を統合することにより、インフォテインメントへの投資を拡張する。また、TIの「DRA7xx」Jacinto 6インフォテインメント・プロセッサ製品上にこれらの追加機能を統合することで、従来と同じインフォテインメント用プラットフォーム上でのアーキテクチャを一新する。

 DRA7xxプロセッサ製品は、大量生産の車載向けメーカー各社向けの製品であり、販売店からは供給されないという。InfoADAS SDKに関しては、TIの販売特約店まで問い合わせが必要である。

関連記事

最新記事