4情報流出の年金受給者9000人にお詫びとお願い送付―年金機構・水島理事

2015年6月4日 13:10

 日本年金機構の水島藤一郎理事長は3日の衆院厚生労働員会に参考人出席し、基礎年金番号、氏名、誕生日、住所の4情報が流出した人のうち、現在、年金を受給している9000人に対し、同日、お詫びとお願いの手紙を発送した旨、語った。

 また、被保険者は7000人だが、まだ増えるかもしれないとした。4情報が流出した件数は約5万2000件とされている。民主党の山井和則議員に答えた。

 水島理事長は「お詫びとお願いの手紙はなるべく早く出したいと思っているが、4情報の流出した件に対し、今、職員がほぼ徹夜で対応している。3情報(基礎年金番号・氏名・誕生日)、2情報(基礎年金番号・氏名)の流出者に対してのまとめをここで今いうのはなかなか難しい。できるだけ早くしたい。何とか、3週間の間には、すべてのお客に通知を出したい」と答えるのがやっとだった。

 山井議員は「3週間というのはかかり過ぎだ。スピードアップすべきだ」と塩崎恭久厚生労働大臣に急がせるよう求めた。

 塩崎大臣は「1日でも早い方が良いと思うので、出来得る限りのスピードでやるよう、再度お願いしたい」と答えた。(編集担当:森高龍二)

関連記事

最新記事