バッファロー、大型可動式アンテナ搭載の11ac 4×4対応Wi-Fiルータ

2015年6月3日 18:04

 バッファローは3日、大型可動式アンテナを搭載したWi-Fiルータ「WXR-2533DHP」を6月中旬から発売すると発表した。価格は2万8,800円(税抜)。

 同製品は、最新無線LAN規格11ac(4×4)に対応した無線LAN親機で、4本の大型可動式アンテナを搭載し実効スループット約1258Mbpsの高速無線通信を実現する。また、アンテナを最適な間隔に配置することで電波干渉を抑え、速度・飛距離を向上させている。

 家庭内を動き回って使用するスマートフォンやタブレットは、持つ角度や向きを変えるだけでも受信感度が変わることがあるが、同製品は、アンテナの角度を変えて電波の向きを最適化できる大型可動式アンテナを採用し、4本のアンテナがスマートフォンやタブレットなどの端末に対して安定したWi-Fi通信を提供するという。さらに、iPhone 6、iPhone 6 Plusなどの機器の通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」に対応。室内を移動する端末を自動追尾し接続する。

 すべての機能を支えるCPUには、1.4GHzの高速デュアルコアCPUを採用し、内部処理を高速化。さらに、5GHz用と2.4GHz用にそれぞれ補助チップを搭載し、2種類の電波を同時に高速処理でき、高いスループットを実現させている。さらに、多台数接続時に通信を安定させる「MU-MIMO」機能に対応。通信速度を落とさず快適にインターネットが楽しめる。複数人で同時にインターネット動画の視聴を行うなどの際に効果を発揮する。

 安定動作に必要なCPU・回路の熱対策として、大型ヒートシンクと広範囲から吸気・排気する放熱機構で、高速で動作するCPUや回路を熱から守る設計になっている。なお、利用にあたって、環境別にアンテナの最適な向け方を記載した「アンテナ設置ガイド」を取扱説明書ダウンロードページで公開しており、無線に関する特別な知識がなくても最適な設定が行える。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事

最新記事