京都でタブレットによる「持ち帰り学習」の実証研究

2015年6月2日 18:22

 京都大学学術情報メディアセンターは2日、京都市教育委員会と連携し、大量の学習データから生徒の変化を検証する実証研究(京都ICT教育モデル構築プロジェクト」を開始した。情報化社会に対応した1人1台のタブレットPCによる学習環境を見据えた持ち帰り学習でのICT(情報通信技術)教育モデルを構築するのが目標。

 実証研究の開始にあたり、日本マイクロソフト、NECが協力パートナーとして連携し、学習データ分析などに活用するデジタル小テストシステムなどを提供する。生徒が利用するタブレットPC、電子黒板、クラウドプラットフォームといったICT環境整備もあわせて提供する。

 研究テーマは持ち帰り学習でのICT教育モデル構築で、1人1台のタブレットPCを活かし、持ち帰り学習することで、学校と自宅での生徒の日々の学習の変化を分析し、ICT教育モデルを構築する。期間は4月~2016年3月31日までの予定で、研究実践校は京都市立西京高等学校附属中学校 (全119名、3クラス)。

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