ヤフー、ヤフオク!の参加資格を条件付きで15歳以上に引下げ

2015年5月21日 10:16

 ヤフーは20日、インターネットオークションサービス「ヤフオク!」で、参加資格をこれまで「18歳以上」と定めていたが、25日14時から満15歳以上に条件付きで引下げると発表した。

 その理由として、同社は、消費者庁の調査で15歳~19歳の約6割がインターネット通販を利用しており、「ヤフオク!」でも未成年のニーズの高まりを感じていたこと。および、13日にスマートフォンアプリを大幅にリニューアルしたことで、スマートフォンでのインターネット利用に慣れ親しむ若年層にとって、より使いやすくなったことから参加資格を変更することにしたという。

 なお、新たに対象となる15歳~17歳のユーザーの利用に際しては、「入札・落札のみで出品はできない」、「一部カテゴリの利用制限」、「利用金額の制限」、「保護者の同意」の制限と条件がつく。一部カテゴリーとは、法令や社会通念などに基づき、「アダルト」、「自動車車体」、「不動産」、「酒類」、「ナイフ、エアガンなど危険商品」でこれらの商品への入札はできない。「アダルト」カテゴリはアクセス自体が制限されている。

 また、1カ月の利用金額の上限は5万円。なお、月内の利用状況がわかるように、マイオークション画面には合計利用金額・利用可能残額が表示される。保護者の同意取得については、18歳以上も含む未成年ユーザーには、入札決定画面で保護者の同意取得を促すアラートが強調して掲出される。なお、満15歳以上であっても、中学校在学中であれば対象外となる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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