凍結保存されていた精子、患者の知らぬ間に保存打ち切りになっていた

2015年5月20日 18:10

あるAnonymous Coward 曰く、 大阪市立総合医療センターで凍結保存されていた精子が、専門医の異動に伴い適切に保存されない事態が起きていたという。移管先が見つからず、「管理が行き届かない状況になった」という(朝日新聞の記事その続報)。

 2012年に責任者が別の病院に異動したのがきっかけで、昨年9月に元副部長の指示で凍結保存のための液体窒素の補充が打ち切られた。責任者の異動時には「1年をめどに患者の意向を確認してほしい」との口頭での指示があったものの、確認が行われていなかったという。凍結保存を行っていた患者のカルテには、「2012年度中までに移管する」よう書かれていたものの、期限を過ぎれば廃棄するとの記載はなかったという。

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