富士フイルム、豊かなボケ味と高解像度の「Xシリーズ」用大口径・単焦点望遠レンズ
2015年5月18日 22:24
富士フイルムは18日、プレミアムミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズラインアップとして、豊かなボケ味と高い解像度を実現し、ポートレート撮影などに最適な大口径の単焦点望遠レンズ「フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR」を7月16日から発売すると発表した。価格はオープンプライス。
主な特徴は、8群11枚のレンズ構成を採用、大口径のEDレンズを3枚使用し、望遠レンズで発生しやすい色収差を効果的に抑制。開放F値での撮影でもシャープな描写を可能にする。大口径の球面レンズのみで構成することにより、口径食を最小限に抑制、画面中央だけでなく周辺部まで、美しい円形のボケ描写を実現することである。
また、高速性と静粛性に優れ、高精度なAFを可能にするリニアモーターを4つ配置する新開発の「クアッド・リニアモーター」を搭載、最速0.14秒の高速AFを可能にし、ポートレート撮影など、被写体の表情の変化や一瞬の仕草を逃さない撮影を可能にする。最短撮影距離60cm、撮影倍率0.3倍の実現。被写体の特徴的な部分や細部をクローズアップすることで、印象的な写真表現を可能にすることである。
さらに、ポートレート撮影でのヘッドショット(顔写真)や、花や昆虫を大きく引き立たせた近接撮影など、さまざまな撮影スタイルで作品作りが楽しめる。防じん・防滴・-10℃の耐低温構造と約540gの軽さは、気軽に持ち運びができて、あらゆるシーンでの撮影が快適に実現できることである。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)