日本クレジット協会、過去10年分のカード発行枚数などを下方修正

2015年5月18日 15:14

 日本クレジット協会が公開しているクレジットカードの利用額や発行枚数などの統計データが昨年末に「訂正」されていたという。訂正内容は多岐にわたり、たとえばカード利用額は24年の53兆2541億円から40兆6863億円に、発行枚数は3億2352万枚から2億5979万枚と大きく減少しているという(クレジット協会の訂正発表PDFITmedia)。

 修正の理由について、情報管理体制が厳しくなって詳細な情報が得られなくなっていた点などが挙げられているが、いっぽうで大手クレジットカード会社が数値を水増ししているのではないかという指摘もあるようだ。

 なお、クレジット協会は今年3月にデータの集計方法を変更し、信用情報機関CICのデータを採用するなど、より精度の高い統計に切り替えているようだ。

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