すべてアセンブリ言語で書かれたMenuetOS、ついにバージョン1.0となる
2015年5月17日 20:23
すべてアセンブリ言語で書かれたPC用OS「MenuetOS」が15日、ついにバージョン1.0となった(リリースノート、Computerworldの記事、Slashdotの記事)。
MenuetOSはマルチプロセッサーに対応したプリエンプティブマルチタスクOSで、USBやネットワーク、サウンドなどのデバイスをサポート。フロッピーディスク1枚の容量にWebブラウザー/サーバーやFTPクライアント/サーバー、電子メールソフト、開発環境、ミニゲームなどが同梱されている。今回バージョン1.0がリリースされた64ビット版のMenuet64は個人および教育で使用する場合は無償だが、商用の場合は別途許可を得る必要がある。許可なく再配布やリバースエンジニアリンクなどをすることは禁じられている。一方、32ビット版のMenuet32はGPLとなっている。
Menuet32の最初のバージョンがリリースされたのは2000年5月16日。バージョン1.0に到達するまでに15年を要したことになる(Menuet32は2月にリリースされたバージョン0.86が最新版)。Menuet64の最初のバージョンがリリースされた2005年6月22日からは、ほぼ10年が経過している。2013年11月にバージョン0.99.34がリリースされた際、開発者のVille Turjanmaa氏は、不完全なコードをリリースすることは避けたいため、バージョン1.0のリリースまでに少なくとも1年はかかると述べていた。 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | OS | プログラミング | デベロッパー
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