NY原油:続落で59.88ドル、製油所稼働率低下による需要後退思惑で売り続く
2015年5月15日 03:46
*03:47JST NY原油:続落で59.88ドル、製油所稼働率低下による需要後退思惑で売り続く
NY原油は続落(NYMEX原油6月限終値:59.88↓0.62)。一時60.84ドルまで上昇した後、
59.36ドルまで下落した。「ペルシャ湾でイランの船舶が、シンガポール国旗を付けた貨物
船に向けて発砲(警告射撃の見方)」との一部報道が伝えられた辺りで、供給不安から一時
買いが強まったとみられる。
しかし、その後は、前日発表の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)
で、製油所稼働率が前回から1.80%低下したことを受け、需要後退の思惑が継続。ま
た、引き続き世界的な供給過剰感も根強いことから、売りが勝る展開になったもよ
う。《KK》